「えっ、○歳なの? もっと若く見えるよ」。こう言われると1日中ゴキゲンですよね。女性ならば“見た目年齢”を下げるべく、お肌のくすみ、シミ、毛穴…… などののケアに、日々いそしんでいることと思います。
ところが、それだけで顔を老けさせちゃうものがあります。それは、シワ!! 目鼻立ちはそのままなのに、シワが増えると確実に老け顔に見えてしまうのです。
そもそも、シワってなぜできて、どのようなケアをすればいいのでしょうか? 意外と知らないですよね。
たとえば、「コラーゲンが減ることがシワの主な原因」、「お肌の乾燥に気をつければ、シワは防げる」、「まだシワがない20〜30代は、ケアしようがない」など間違った思い込みをしていませんか?
シワやたるみの原因というとコラーゲンばかりに目が向けられがちですが、実は体を支えている骨や肌内部にある筋肉の衰え、そして弾力線維エラスチンの変性にも要因があるのです。弾力線維「エラスチン」は、肌の奥深く(真皮)にあって、コラーゲンを支える役割をしています。
エラスチンとコラーゲンの両方を同時に摂ることが大切で、エラスチンのおかげでコラーゲンはハリ・弾力を保つことができるのです。
ベッドでたとえるなら、エラスチンはスプリング、コラーゲンはマット。いくらマットがしっかりしていても、スプリングが弱ってしまったら、圧力をはねかえすことができませんよね。このエラスチンが変性してしまうのが、シワの大きな原因だったんです。
また、紫外線が原因のエラスチン線維が分解されて壊れてしまって、肌の表面にできる細く浅い小ジワ。エラスチンの変性は、ほうれい線や、目の下のたるみ、首のシワなど、深い“加齢ジワ”を引き起こしてしまいます。紫外線がバネの働きを衰えさせ、肌がもとに戻ろうとする力を弱めてしまうのです。
アラフォーぐらいになってから、できちゃったシワを伸ばそうと、慌ててマッサージなどを始めがちですよね。でも、20〜30代でも紫外線の影響を受けている肌では、エラスチンの変性が静かに進行しているかもしれないのですよ。
深いシワができてしまったら、なかなかもとには戻りません。お肌のハリやシワ対策の化粧品は数多くありますが、そのなかにはエラスチンに働きかける化粧品もあるんです。正常なエラスチンを保つことができる化粧品に着目して、毎日のスキンケアに取り入れてみるといいですね。
記事参考 女子SPA!