KAT-TUNの田口淳之介さんが、2016年春にグループから脱退し、ジャニーズ事務所の退社を発表しました。今回の田口さんの脱退は、なぜ突然の発表となったのでしょうか。
田口さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組で、「ベストアーティスト楽しみだね」なんて話題が出ていたばかりだったので、驚いたファンも多かったのでは。
メディアで報じられているメンバーのコメントを見ても、突然のことで納得がいっていない様子が見てとれましたよね。
KAT-TUNは、これまでメンバーの脱退を2度経験していて、あらゆる苦難を乗り越えてきたグループです。メンバー脱退タイミングでは、それぞれ思い詰めることもあったと思います。
田口さんの周囲を和ませるキャラクターが他メンバーの救いとなり、グループ内の雰囲気も後ろ向きにならずに済んでいたのではないでしょうか。
メンバーが4人になってからは、歌やアクロバットで活躍していましたし、バラエティーやドラマでの露出も増え、まさにポジションを確立してきたところ。今回の脱退はとても残念です。
“オラオラ系”メンバーの多いグループの中で、「さわやか」で「ひょうきん」なイメージの中核を担っていた田口淳之介さん。
彼の存在が、KAT-TUNというグループの絶妙なバランスを築き上げるひとつとなっていたことは間違いありません。しかし、他メンバーの説得も実らず、今回脱退の道を選ぶこととなったのです。
小さい頃から転校が多かった田口さんは、メンバーのことを「こんなに長く一緒にいる友達ははじめて」と表現したり、「KAT-TUNが好き」と発言していることが多くありました。
グループに対する思いは強く、純粋にメンバーのことは好きだったはずです。
ただ、中丸雄一さんが公式コメントで「彼とは芸能活動に対する考えに大きな隔たりがあり、最善を尽くしましたが、その溝を埋めることは出来ませんでした」と明かしたように、活動を続けていく上ではマインドに隔たりがあったのでしょう。
30歳を目前に控え、今後のご自身の人生について改めて考えた結果、脱退を選択するというのであれば、それは誰にも止められないことですよね。
今後3人体制となるKAT-TUN、残されたメンバーの結束力が高くなることはもちろんあると思いますが、ジャニーズ事務所の「今後の方向性をメンバーと考えて、最善の方向に」というコメントを見ると、ソロでの活動が増える可能性もあるのでは?
実際、個々の活動も活発に行っているグループですが、KAT-TUNは、来年10周年を迎えます。節目となるこのタイミングで、新生KAT-TUNとしてのリスタートは、どのように切られるのでしょうか。
記事参考 Real Sound
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