ワキガに代表されるように、体臭のおもな原因は脇から分泌される汗です。人の皮膚にはアポクリン汗腺、エクリン汗腺、皮脂腺の3つの汗腺類があります。
まずアポクリン汗腺から汗が分泌されますが、ここではまだ無臭なのです。しかし、脂肪やたんぱく質が汗に含まれていると、皮膚表面にいる常在菌がこれを分解して強い臭いを発するそうです。
さらに皮脂腺から皮脂が分泌され、この臭いはさらに強くなり、エクリン汗腺から分泌される汗がそれを脇全体に広げます。そして脇毛が汗と絡まり、臭いが外へと放出されることに。
秋は夏ほど気温が高くないため、この汗がいつまでも蒸発せず、長時間にわたって臭いを発散し続ける場合があるので、夏以上に注意が必要なんですよ。
臭い対策としては、ナトリウム、カルシウム、カリウムといったミネラルの豊富に含まれた食事を摂ることで、臭いを軽減することができます。
ミネラルが多く含まれる食物は、ほうれん草、ごぼう、さつまいも、人参、里芋、バナナ、メロンなど。ひじき、わかめ、昆布といった海藻類にも豊富に含まれていまが、一度に大量に食べるよりも、毎日少しずつ食べる方が効果的だそうです。
逆に肉類、魚類、卵といった高タンパク、高脂質の食品を摂りすぎると、体臭は強くなってしまうので気をつけましょう。
また、早食いや塩分や糖分の摂り過ぎ、不規則な食生活、インスタント食品などの添加物を多く含んだ食品などは体臭を強くしてしまう原因としての要素が含まれていますから、気を付けた方がいいそうですよ。
ニオイを消すには、抗菌殺菌作用の強い成分を皮膚に直接塗布するタイプのスプレーが効果的といわれていますが、石鹸を使って脇などの臭いの強い部位を清潔にしておくことが大切です。
洗いすぎは皮膚が荒れる原因となり、逆効果になる恐れがありますから注意が必要です。日ごろから臭い対策をしておけば、何も気にせずにカレに甘えたくなりますよね。
記事参考 R25
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