生理のことは学ぶ機会もあるし誰もがそれなりに知っているのに、実は意外と知識がないのが「おりもの」のこと。
デリケートゾーンから嫌な臭いがしたり、おりものが少しあるだけで、「異常ではないか」「病気では?」などと不安になってしまう人もいるようですね。
そもそも「おりもの」って、どんなものなのでしょうか? 正常なおりものと、そうでないものの見分け方ってあるのでしょうか?
女性でしたらおりものは誰にでもあるもので、膣や子宮頚部からの分泌物や、子宮や膣からはがれた古い細胞など、その全部をひっくるめたもののことを“おりもの”といいます。
通常は「透明から、やや白っぽい色」で、下着についたものなどは時間が経つと、少し黄色くなりますよね。また、少し粘り気があり、臭いは少し酸っぱくデリケートゾーンの嫌な臭いの原因となることもあります。
女性ホルモンの影響を受けるため、生理周期によって状態が変わりますが、排卵前には、精子をつかまえるために、通常よりネバネバし臭いも少し強くなって量も増えるのです。
おりものが異常かどうかは、生理周期による変化の様子をみているとわかります。通常の周期の変化に比べて、急激に量が増えたり色が黄色くなったり、においが強くなるといった場合は病気が疑われるため、受診したほうが安全です。
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また、おりものの量には個人差がありますが、最近「おりものシート」を使用する人が増えていますよね。
不快感や臭いなどの対策で使う女性が多いので、生理前後などの使用が多いかと思いますが、常に使っていても特に問題はありません。
他人と比較できるものではないだけに、「正常かどうか」は気になるところですが、色や量、臭いにはもともと個人差があるものです。
そのため、量や色、臭いの急激な変化をまず見逃さないこと。生理周期の自然な変化ではなく、「いつもと違う」と感じたら、早めに婦人科に相談してみましょう。
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デリケートゾーンの嫌な臭いや黒ずみ痒み解消で女子力アップ
記事参考 R25