表情筋とは、顔や目、口、鼻などを動かす筋肉で、泣いたり、笑ったりなど複雑な表情を生み出しています。いっしょにいる人が表情豊かだと、自分まで楽しくなりますよね。その一方で、表情が乏しく、何を考えているのか分からない人がいます。
どんな時も表情が変わらない、うまく笑えないというのは、顔の筋肉が凝り固まっていることが原因だそうです。それぞれの顔の筋肉には役割があるのですが、どこかに癖やゆがみが出来ると、それがシワやたるみの原因になるのです。
ふだん動かさない部分も表情筋トレーニングで、それぞれのパーツの筋肉を鍛え、老けを感じさせない魅力的な女性を目指したいものですね。
額のシワは、見ている人に老けた印象を与え、眉間のシワは周りの人に「怖い」という印象を与えてしまうことがあります。額や眉間にシワのある人は、目の周りの眼輪筋と額の前頭筋の使い方のバランスが悪いことがあげられます。
眉間や額にシワを入れて何かを見る癖がある人は、まず、その癖を止めましょう。トレーニングとしては、顔はまっすぐ前を向いたまま、目だけを大きく開けて天井を見ます。それから、舌を出して、額に掌を置き、眉毛を上げるといいですよ。
「目が小さくなってきた」「クマができやすい」と感じている人は、眼輪筋が弱っています。このトレーニングは、筋肉に負荷を与えて鍛える運動ですから、スマホやパソコンを長時間やる人には、疲れ目、ドライアイを防ぐ効果があるのです。
ぱっちりとした目を保つためにも、目の下のシワ、クマ対策のトレーニングは1日数回行うことをオススメします。
顔をまっすぐにした状態で、目だけ真下を見て下さい。その状態を10秒キープします。次に、目じりを人差し指で外側に引っ張り目を閉じます。そして、人差し指を目じりのやや上に移動させ、狐の目のようなイメージで引っ張り上げ、目を閉じます。
口元にほうれい線が出てきたら、頬の筋肉が衰えている証拠です。この部分は、おしゃべりをいつもより大きな口で行う、食事は良く噛んで食べるなど、少し意識するだけでも、鍛えられていく場所です。
口の中で舌をくるくると回すことも効果的です。テレビを見ながらでも、お風呂に入っている時でも右に3回、左に3回と数えながら簡単にできます。 また、口をすぼめた状態で、舌で口の中から頬を押して、ほうれい線をのばし、血行を良くしますので、ほうれい線対策もしっかりやってくださいね。
顔にくっきりとしたシワが出る前に、毎日の表情筋トレーニングを行いましょう。毎日少しの積み重ねとなる表情筋トレーニングで、明るい表情や肌の血行など様々な効果で若々しさを保つことができるのです。
仕事や普段の生活の中で同じ表情をしていると感じている人はぜひ、チャレンジして表情豊かな愛され女子を目指してください。
ほうれい線が目立ってきたら“シワ”の危険信号! 薄くするケア方法
記事参考 R25