数あるお酒の中でも「ビールは太る!」と思っている人は多いかもしれません。でもど「飲み方さえ気をつければ、美肌など美容や健康にも効果があるのです。
なぜ、「ビールは太る!」っていわれるのでしょう? ビールは、フライドポテトやから揚げなど脂分の多い食べ物と相性が良く、居酒屋で飲んでも“おつまみ”や美味しい料理を食べ過ぎてしまうからなのです。
ビールで太る原因である食べ過ぎですが、炭酸ガスや苦味成分が含まれているため食欲増進効果があるんですよ。 ついつい食べ過ぎて「ぽっこりビール腹」なんてことにも…。
ビールを飲むと消化器官が活発に働くようになるので、便秘症の人にも効果が考えられるのです。さらにはにシミやソバカスを軽減して、美肌効果を得られる栄養素も多く含まれています。
消化器官、特に腸が活発に働くようになるのは、主に炭酸ガスの作用だといいます。他のお酒に比べるとアルコール度が低く体内に吸収されやすいので血行促進が早い。
すると肝臓から消化酵素の働きを助けたり便が腸内で移動するのをスムーズにしたりする胆汁の分泌を促すので、便秘に対しての改善効果が期待できるんです。
便秘が軽くなるだけでも間接的に美肌につながるようですね。でも、本当の効果はビールに豊富に含まれている栄養素にあるそうですよ。
ビールは麦を発酵させて造ったものなので、ビタミンB2、B6、B12といったB群や、肌の張りと潤いを保つために必要なコラーゲンを作るときに使われるパントテン酸や葉酸、カリウムなどといった物質が、他のお酒と比べると豊富に含まれています。
このような栄養が美肌効果を発揮するのです。ビールを製造する上で欠かせないホップには、女性ホルモンと同じような働きをする“フィストロゲン”という物質が含まれていて、生理前によくあるイライラや不眠、冷え症等の緩和も期待できるそうです。
しかもビールを醸造するときにできるビール酵母は、乳酸菌が腸内で増殖するのを助けたり、余分なカロリーの吸収を抑えたりしてくれます。
また、体内で生成できない必須アミノ酸をバランス良く含んでいて、体づくりを補助すると同時に脳の働きを活発にしたり、血圧を下げたりする効果もあるそうなんです。
美容女子にとっては良いことだらけ。なんだか、今まで持っていたイメージとかなり違いますね。ただ、アルコール度が低いと言ってもお酒に変わりはありません。
利尿効果も高いので、飲みすぎると体内の水分を余計に排出してしまう可能性もありますから、お肌を乾燥させてしまうことにもなりかねません。
“おつまみ”や美味しい料理の食べ過ぎに注意して、ビールは適量を楽しむ“美肌飲み”をするようにしましょうね。
記事参考 asajo